L型の金物で棚板を受けるぐらいしかないと思っていませんか?
確かにカッコいい金物、お洒落な金物いっぱいあるので取付も簡単ですし、いいとは思いますが、こんな方法もあるんだ~みたいな感じで挑戦してみてはいかがですか?
DIYの最初におすすめ!L型金物を使って棚板を取付ける方法
L金具と一緒に、壁にビスを打って棚板をのせて下から突き抜けない程度のビスを打つ!
1番最初に思い浮かぶ取付方法ではないですか?
取付けるのに、手回しドライバーでも出来ないことはないですが、キリで下穴を空けて、手回しドライバーでグリグリと・・・結構時間と力が必要になります。
他にも内装のDIYをやってみようと思っているのであれば電動ドライバーを手に入れてみてはどうですか?
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取付ける場所に下地があるかどうかなんて見た目ではわかりません。
下地を探したり、下地がなくてもビスをしっかり固定できる方法もあります。
壁にねじ(ビス)をどうやって、どこに取付けるのか方法を紹介
棚板を止めるときは板の厚みより短いビスをえらばないと突き抜けてしまうので注意しましょう。
人間の目で平行(まっすぐかどうか)を見る場合、見比べる物が近くにあると1mmでも傾くと解ってしまいます。
見比べる物が元々傾いていて、取付ける棚をまっすぐに取り付けてしまうと傾いて付いているように錯覚してしまいます。
なので、よほど天井が傾いていない限り、取付ける位置を決めるのは、天井から寸法を測り位置を決めるようにするとまっすぐついているように見えます。
棚板を自由に移動出来る スリット柱と棚受けブラケット
スリット柱(チャンネルサポート)取付けてみよう!
柱も種類があって、上写真の柱の断面が帽子のハット型になっていてビスが正面から見て両サイドに2本打てるようになっています。
この柱は正面から1本しかビスが打てませんが上のハット型に比べるとスリムなので見栄えがいいです。
その代わり少し強度が心配になりますが、下地の位置にしっかり固定出来ていたら大丈夫です。(ボードアンカーで下地を作った場合は注意してください)
※本来このチャンネルサポート(スリット柱)は壁の中に埋め込んで施工する物です。
見た目もそんなに悪くないし強度も問題ないし、そもそもDIYなので気にせずに挑戦しましょう。
柱を取付けるビスですが、少し細いビスを使用します。
垂直を出すのに色々な方法があります。
- 水平器(縦方向にもついているもの)
- レーザー墨出器
- 下げ振り
レーザー墨出器を使えばものすごく簡単に精度が出せるのですが、かなりお値段がします。
そこで下げ振りを自作してみましょう。
- 糸
- 5円玉か50円玉
- 割りばしか虫ピン
- マスキングテープ(虫ピンでいく場合はいらない)
壁に穴が開くのが嫌な場合は割りばしで挑戦してみてください。
ぶら下げるおもりは何でもいいですが、壁からほんの少し離れるぐらいの物を選ぶようにしましょう。
ぶら下げた後は正面から見て糸に触らないように鉛筆などで印を壁に上と下2カ所にチョンチョンと入れましょう。
印に合わせて柱を取付けると垂直になっています。
垂直に合わせる柱は1本だけでいいです。
2本目からは垂直に合わせた1本を基準にメジャーで合わせましょう。
メジャーで計るときも出来るだけ垂直に対して直角に計るようにしましょう。
柱の間隔は棚板の横幅(W)にもよりますが、棚板を柱から50mm~100mmほど出す計算で間隔をとると、バランスよく見えます。
棚板を取付けよう!棚受け(ブラケット)
次は棚板を受けるブラケットですが、棚板の奥行(D)に合わせて選びます。
木棚用ブラケット
数字がいっぱい書いてありますが、棚板の奥行(D)が200㎜だったら 200の棚受けを選んだら間違いないです。
棚板の奥行(D)が180㎜の場合は150の棚受けを選んでください。
木棚用の棚受けは150から50きざみで200、250、300とありますので、奥行(D)に合わせて選んでください。
棚受けを棚板に取付る方法を簡単に説明します。
- スリット柱に棚受けだけを左右同じ高さに引っかけます。(左右間違えないでね)
- 棚板を棚受けにのせます。
- 棚受けをスリット柱に対して直角に調整します。
- 棚板の両サイドの飛び出している部分をメジャーで計りながら均等にします。(少し難しいですが③、④を何回か繰り返し調整する)
- 位置が決まれば、動かさないようにビスを打つ場所に穴が開いているので印をつける。(細マジックなどでチョンチョンと)
- 全部取り外し、作業のやりやすい場所でビスを棚受けに取付ける。※棚板から飛び出さないようビスの長さに注意!
- 棚板をスリット柱に取り付ける。
⑥で棚受けを取付けるときに少し歪んでしまってスリット柱に取り付けることができない場合は、少しビスをゆるめて、ゆるめたままスリット柱に取り付けて本締めするとOK!
900㎜の棚板を使うと仮定して、スリット柱の間隔を上の図に当てはめて700、200、700、200、700と同じ感覚で取り付けると、上下の棚移動だけでなく左右の移動もできるので挑戦してみてください。
棚板を差し込む方式
この方法は単純に角材と角材の間に棚板を差し込んでいるだけです。
この写真で使用している材料は18×24の集成材をひたすら壁に奥行を24㎜にして、木工用ボンドを裏に塗り、ビスを正面から打っています。
奥行が24㎜しかないので重い物を乗せるのはちょっと無理ですが、それなりに強度は出ます。
この方法も好きなところに棚板の移動が出来るので、お勧めです。
ちょっと汚いですが自分の家のビフォーアフターを乗せておきます。
上の方についている棚板の奥行(D)は300㎜ですがまあまあしっかりしています。
棚板の厚みに合わせて角材を取付けるのですが、18㎜の厚みの棚板であった場合、18㎜間隔の印を出して合わせるのではなく、現物や、現物の切れ端などを挟み込んで取付けると間違いないです。
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棚板をワイヤーで吊り下げて取付けてみよう
絵は下手ダスダスダスダス(笑)
荒川技研 SU-70
棚板に穴をあける方法やワイヤーの調整がちょっと難しそうだけど挑戦してみてください。
上の方のワイヤーを引っかける部分はフック状になっていればどんなものでもOKなので、どんなものにするか考えてみてください。
フックに全重量がのってくるのでフックの強度や取付ける場所に下地があるか確認するようにしましょう。
ワイヤーを使うので、天井の入角にピクチャーレールを取付けてピクチャーレールフックを使ったりしてもいいかもしれませんね。
最低でも棚板の厚みは21㎜以上にしましょう。
棚板に穴を空けるとき太いほうを貫通させないように注意してください。
使えるワイヤーの太さがあるのでこの金物に見合ったワイヤーを選びましょう。
ワイヤーの長さも少し長めで仕入れるようにしましょう。
その他取付け方
DIYとしの域は超えてしまいそうですが簡単に説明します。
インロー式と言って、壁が出来る前にあらかじめ金物を入れておきます。
壁から出ている金物に棚板を差し込む方法です。
金物が手に入ったとしても、棚板の方の加工が出来ませんのでDIYとしては少し厳しいかもしれませんがこんな方法もあるよと覚えておいてください。
壁に穴があけることができない場合
賃貸など穴を空けることができない場合は2×4材(ツーバイフォー)の突っ張りを壁に建てます。
突っ張りにそのまま取付けてもいいし、ベニヤ板などを取付けて壁を付加し、(壁の前にもう1枚壁があるイメージ)
その壁に装飾を施し、棚板を取付けるなど方法があります。
2×4材とは簡単に言えば木の柱です。
ホームセンターに行ったら2×4材 長さ2400 とかで売っています。
突っ張りにも種類があって、ジャッキタイプの物もあります。
あくまで突っ張っているだけなので重量物を支えるのは難しいですが、本数を増やし、つなげればそれなりの強度になります。
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まとめ
後付けで棚を取付ける方法は限られてきますが、売っている金物などを見ているとこんな金物があったんや~とかなにこれみたいな物が新しく沢山つくられています。
悩みながら作っていくのもDIYの楽しみの1つと思います。
おわり