ねじを取付けたけどなんかクルクル回って、しっかり固定されていないように感じたことはないですか?
「壁に絵やフック,棚等取り付けたい!」と思ったときに読んでほしい記事です。
さあDIYに挑戦! 壁の仕様をみてみよう!
・石膏ボードの壁
・コンクリートの壁
・ベニヤの壁
大きく分けてこの3種類のかべがあります。3種類以外にも特殊な壁がありますがそれは後に書いていきたいと思います。
石膏ボードの壁
ほとんどのお家がこの石膏ボードにクロス(壁紙)がはってあります。
例としてタオル掛けハンガーをとりつけるとしましょう。
そこに、ねじ(ビス)をぐりぐりとドライバーでねじ込んでいくと抵抗なくスルスルと入っていきます。
運が良ければ石膏ボードを止めている下地が壁の裏にあって、しかっりとねじが止まることがありますが、ほとんどがクルクルと空回りしてしまいます。
使い始めはしっかりと取付が出来ているように思えますが、そのうちにグラグラになって取れてしまいます。
そこで、あまり重たい物を取付けたりは出来ませんが、下の写真に写っている物を使って取付けてみましょう。
写真の左側がトグラー右側がボードアンカー(メーカーで呼び名が変わります)で、簡単にホームセンターで手に入ります。
施工方法ですが、共に説明書等に書いてある方法が確実ではありますが、私が使うときはいつもテキトーに取り付けてしまいます(笑)
テキトーに取り付けますが、どちらのアンカーも最初に長めのねじを一回ねじこんでから作業をします。
何故かと言うと、石膏ボードを止めている下地に運よく命中すればアンカーは必要ないからです。
壁にトグラーを取付ける
・トグラーは壁の厚みによってサイズが変わるので購入する時注意!
・穴をあける前に長めのねじをねじこんでみよう!ネジネジ
家の壁の石膏ボードはほとんど12.5㎜の厚みなので12㎜用とか12-13㎜用と書いてあるものを購入してください。
~ここからは私のやり方です~
穴をあける前にねじこんだねじを抜いてから、普通のプラスドライバーでグリグリと穴を広げます。(ドライバーの軸より少し大きめの穴)
トグラーをくの字に折り曲げて穴に差し込み、ドライバーの後ろで叩き込みセット完了です。(トグラーの頭と壁面に段差がなくなるまで叩き込む)
・ねじの長さ
太さは4㎜ 取付物+石膏ボード12.5㎜+10㎜ぐらいの長さのねじを使う。
~ここまで~
説明書には叩き込んだあと付属されているピンを差し込んでくの字に曲げたトグラーを壁の中で広げる作業がありますが私はめんどくさいのでしません。
壁にボードアンカーを取付ける
・穴をあける前に長めのねじをねじこんでみよう!
家の壁が石膏ボードであれば写真のような形のボードアンカーであればどれを購入しても問題なし。
~ここからは私のやり方です~
穴をあける前にねじこんだねじを抜いてから、普通のプラスドライバーでグリグリと穴を広げます。(ドライバーの軸ぐらいの穴)
ボードアンカーをプラスドライバーの先に取付て、ねじを差し込むように右に回しながらねじ込んでいきます。(ボードアンカーの頭と壁面に隙間がなくなるまでねじ込む)
・ねじの長さ
太さは4㎜ 取付物+石膏ボード12.5㎜+20㎜ぐらいの長さのねじを使う。
~ここまで~
説明書には下穴無しでもねじ込めるみたいに書いてありますが、下穴をあけた方がスムーズにねじ込めます。
壁の中に下地がどこにあるか探す方法
センサータイプ
そもそも下地がどこにあるか解ればアンカーを使う必要が無いと言うことで下地を探す道具、使い方を紹介します。
使い方ですがVにくぼんでいる方を上にし、壁に押し当て左側面にあるボタンを押しっぱなしにしたまま左右どちらでもいいのでゆっくりと動かします。
今回は右に動かしました。
すると、
液晶画面の両サイドから印が現れ、▲が出来上がると同時に下向きの矢印が上部に現れます。
ここから下地がありますと言う意味になり、そのまま右にゆっくり動かしていくと、矢印が消えます。
矢印が点いたところから矢印がきえたところまで下地がありますと言う意味になります。
ここまでボタンはおしっぱなしにしてくださいね!
たまに矢印がいくら動かしても出てこない時がありますが、それはボタンを押した位置に下地があったと仮定してください。
なので、最初の位置をずらしてからボタンを押すとうまくいきます。
ピンタイプ
ピンタイプは石膏ボードの壁に針を刺して下地があるかないか物理的に探す方法です。
針を刺すと当然穴が開きます。小さい穴ですが沢山刺すと目線の位置であれば結構目立ちます。逆に高いところや取付ける物で隠れる場所は気にしなくていいです。
このピンタイプは使うのが簡単そうに見えてけっこうコツがいります。
壁と直角に刺さないとスムーズに刺さりません。ぶれながら刺すと針がまがってしまい、針を付け替えなくてはならなくなります。
値段はピンタイプの方が安いので予算に合わせてえらんでください。
コンクリートの壁にDIYでねじを取付けたい
なかなか一般家庭のお家でコンクリートの壁はないと思いますが、事務所やマンションでたまに見かけます。
コンクリートかどうか確かめるのは壁にノックすればわかります。コンコンと空洞があるような音がすれば石膏ボードかベニヤ板の壁で、音がなく硬い感じがすればコンクリートの壁です。
コンクリートの壁にねじを取付けるのはどうしても電動工具が必要になってきます。
DIYには少しハードルが高いと思いますが簡単に書いておきますね
コンクリートの壁に穴をあける
コンクリートの壁に穴をあけるには電動工具の振動ドリルが必要になってきます。
ドリルの先端に取り付けるコンクリート専用のキリと言われる物も必要になってきます。
ネジもコンクリート専用のねじや、カール、プラグ、エビ等言われるアンカーを穴に入れてから普通のねじをいれる物があります。
しかも、ねじ、アンカー等の太さ、長さによってキリの大きさを変えていかなければいけないと言うDIYにはハードルが少し高すぎることになります。
どうしても自分で作業をしたい方
・電動工具の振動ドリルを用意する。
・コンクリート専用のねじにするか、普通のねじにするか決める。
・コンクリート専用ねじであればねじの太さに合ったコンクリート専用のキリを用意する。
・普通のねじであれば、ねじの太さに合ったコンクリート専用アンカーとアンカーの太さに合ったコンクリート専用のキリを用意する。
・ねじの長さより少し長めに穴をあける。
・コンクリート専用ねじを取付ける。
・アンカーを叩き込み普通のねじをいれる。
コンクリート専用のキリにも振動ドリルに合った規格のキリがあるので注意
コンクリート専用ねじを取付けるのにも電動ドライバーが必要になってきます。
解らなければ、店員さんに聞くと丁寧におしえてくれます。
コンクリートの壁に穴をあけずにねじを取付ける
壁に木材を接着剤でひっつけて、その木材にねじを取付けます。
あまり重たい物を取付けるのは無理ですが、比較的簡単にできます。
~ここからは私のやり方です~
コンクリートにクロスが貼ってある場合は取付ける木材の面より少し小さめにめくる。
木材に強力な両面テープを間隔をかなり空けて少な目に取り付け、両面テープの付いていないところにシリコーン系ボンド(MPX-1)を木材を押さえた時にはみ出ないぐらいの量を塗る。
木材を壁に貼り付ける。
好きな場所にねじを取付ける。
~ここまで~
木材の面が大きければ大きいほどしっかりとひっつき、重い物も取付出来ます。
ネジは木材の厚みより奥には当然ねじこむ事は出来ないのでねじの長さを計算して使用してください。
木材の面より厚みがあると軽い物しか取付ができないと思ってください。
ベニヤの壁はどこでもねじが取付できる
ベニヤの壁も最近の家ではあまり見ませんが、ねじをねじ込んだ時にしっかりと止まるのですぐにわかると思います。
どこでもねじを取付けることができることができるので好きなところにねじを取付けよう!
まとめ
装飾系のDIYをするのにビスを取付けることが多いのでこう言う記事を書いてみました。
最初のうちは失敗したりすることもあると思いますが、悩みながらDIYをするのも楽しいとおもいます。
あれもこれもいろんなことに挑戦してみてはどうでしょうか。